~風のまにまに~まにまにfarm blog

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畑の世界を丸っと観たい、実りで繋がる手仕事農事歴です。

まだ夢想ですが、今後の展開

 畑でまき起こることが、楽しいだけでなく色々ありすぎて、ときにとってもがっかりして動けなくなりますが、ずっと続けていたいと思っています。
 でもそろそろ1人が寂しくなってきました。

 就農以前から、貸し農園とか収穫体験とか、芋煮会みたいな軽い催しなど、人が楽しんでいる姿を直で見られたらという思いがありました。 
 自分でも畑にいたいし、人に教えられるほど野菜作れていないし、収穫体験してもらえる段階までちゃんと育てられる自信もない、でもなんか進めていきたいと最近はよく思うようになりました。

 ぼんやり思っているのは、栽培の成功を最終目的にしない農体験。
育てて、実ったものをいただけるのはとても嬉しいですし、充実感があります。
けれども、営利目的でないのであればものを得ることを目的しなくても、農は沢山の気付きを実体験できる行為だと思っています。

例えばトマト育てたらこんな虫が食べにくるんだとか、土の質は~とか、この時期はこんな(雑)草生えてくるんだなとか、まだこの時期でも実が付くんだなとか、夏の日射しの中のちょっとの風や日影の気持ち良さとか、放置するととんでもなく絡まる枝とか、下に落ちた実がいつまでも腐らないこととか、放っておくと獣を呼び寄せてしまうからちゃんと回収しないと餌場認定されてしまうこととか。
 上手く、失敗なく、効率的に、早く育てることは沢山紹介されているので、一番求められていることなんだということはわかっています。
でも、人間社会以外の秩序や偶然の積み重ねで動く世界を覗いてみる取っ掛かりとして、失敗も失敗でなく楽しんじゃう、自分の思い入れを持てるものを1つ畑(草地)に持つことであらゆることが見えてくる場所としても、畑を楽しんで欲しいなと夢想しています。

需要なさそうですけどね。