~風のまにまに~まにまにfarm blog

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畑の世界を丸っと観たい、実りで繋がる手仕事農事歴です。

下仁田葱だけではない、群馬の伝統品種、固定種の葱♪

群馬県のねぎ、私も下仁田葱しかおそらく食べていないと思うのですが他にも伝統品種、固定種が多くあるようです。

下仁田ねぎ(下仁田町)」「下植木ねぎ(伊勢崎市)」「石倉根深ねぎ(前橋市)」「沼須ねぎ(沼田市)」「上州ねぎ(安中市、2018からの新品種なので固定種)」

そろそろねぎの種まき第1段をしようと思っています。
すでに種は購入してあるのですが、改めて計画を見直してもうちょっと必要かなと思って、どうせなら群馬の伝統品種にしようかなと思って改め調べていました。
 私が畑を構えている 富岡市下仁田町安中市の隣なので、 気候的には下仁田ネギか上州ネギがいいのかなとは思います 。
が、下仁田ネギは余りにも普及しまくっていてそこらじゅうで作っているからつまらないし、 別に私は作んなくてもいいかなとか思います。
岩倉ねぎは種苗会社から種が全国的に買えるようです。で、じゃあまあいいかなと。
一番気になっているのは 沼須ネギです 。下植木ネギもとても気になるのですが、栽培人数がとても少ないようでタネの入手が困難そうです 。
沼須ネギは去年の9月に存続 のために 地元の実業系高校で種の存続継承が始まったそうです。 4月あたりに苗の販売があるようなので、 購入できないか 問い合わせてみようかなと思います。
しかし、そこでしか出ない味というのが あるのは確実で、それを大切に大切に引き継いでいくのが 伝統品種というものです。なので他の場所で作ることが許されるか、つくることに意味があるのかとは思いますが、 できることなら一度作ってみたいなと思います 。
 多くの 伝統品種は、 病気に弱かったり、栽培がとても難しくて玄人向け。
形や柔らかさなどの性質上機械化して作るには向かない=大量生産ができない。輸送に耐えられない。よって採算が合わず経営的に苦しい。
 などで美味しいけれど廃れていく野菜がたくさんあるようなのです。
量を作ることで経営を成り立たせるのではない小規模農家(私もこちらを目指しています)の増加や、家庭菜園の方が増えることで、こういう野菜を引き継いで行けたらいいんじゃないかなあと思います。
政府の方針としては大規模農家化らしいですけどね。